区間推定
公開日:2025/05/30

母集団パラメータを信頼区間という範囲で推定する統計手法。点推定と異なり、推定の不確実性を定量化して表現できる実用的な推定方法。
信頼区間の基本概念:
・信頼度(信頼係数):区間が真の値を含む確率(通常95%または99%)
・信頼限界:区間の上限と下限
・信頼幅:区間の幅(精度の指標)
構築手順(母平均の場合):
1. サンプル平均と標準誤差の計算
2. 信頼度に対応する臨界値の決定
3. 誤差限界の算出
4. 信頼区間の構築:x̄ ± 誤差限界
実務での表現例:
・「母平均は95%信頼度で50~60の範囲にある」
・「顧客満足度の平均は95%の確率で7.2~7.8点の範囲」
・「月間売上高は99%信頼度で500~600万円の範囲」
信頼区間に影響する要因:
・サンプルサイズ:大きいほど区間は狭くなる
・信頼度:高いほど区間は広くなる
・母集団の分散:小さいほど区間は狭くなる
活用メリット:
・推定の精度を定量的に評価可能
・意思決定時のリスク評価に有用
・点推定よりも情報量が豊富
・統計的検定との関連性が明確